海外の習慣?文化?感覚?は、日本の感覚とは違うらしい。
と、ずいぶん前に何かで目にした。(海外と言ってもどこかすら忘れた)
それは何かっていうと、日曜日が週の始まりだということ。
英語の曜日を覚える歌でも必ずSunday Monday Tuesdayという順番になっている。そういう意味だったのかと、この歳になって気づいたんだけど。
対して日本では日曜日を週末というくらいだから、週の最後だと捉えているのだ。ぼくはどっぷりこの感覚で35年余り生きてきたから、ずいぶん浸かっていて、骨の髄までその感覚が染み付いていてそこから抜け出すのが非常に難しい。漬物で言ったらしょっぱ過ぎて食べられないほどだ。
寒い地域では、冬に備えてあらかじめ野菜を塩漬けして、漬物として保存していて、いざ冬に食べようとそのまま食べるとしょっぱ過ぎて食べれないのと一緒で、食べる前には塩抜きしてから食べないといけないんだけど、ちょうど今のぼくは日曜が週末ではなく週の始まりだという感覚にもっていくために、塩抜き中なのだ。
なぜその感覚がいいなーと思ったかというと、日本の感覚で言うと「先に仕事などをしてから、最後に身体を休ませる」といった感じで仕事が先なんだけど、海外では「まず身体をしっかり整えてから、万全の状態で仕事に取り掛かろう」という、身体が先に来ていることだ。
服を作っていていつも思うのは、結局疲れていてはいい仕事ができない。集中力も悪いし、取り掛かるまでが億劫で時間がかかる。どう考えても身体の状態が整っていた方がいい仕事ができるのは確かだ。
この感覚を掴むことができたら、意識や気の持ちようもずいぶんと変わってくるんじゃないのかなと思ったのだ。
もちろんどっちの感覚もそれはそれでアリだと思う。
ぼくのこの文章の書き方だと、明らかに「日曜週末派」が良くないように書いているが、決してそうではないと思う。それぞれの人が自分の感覚に合う方を選べば良いと思う。
もしかしたらぼくだって「日曜週始派」になってみたあとで、やっぱり「日曜週末派」が良かったかもなんてことになってもおかしくはない。
ただぼくは、なんでもちょっと意識を変えてみることも必要なんじゃないかと最近やたらと思わされているからだと思う。日常がちょっと変わることは楽しいはずだし。
とにかくまずは一度「日曜週始」の世界を体感してみたいのだ。
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