なんていうか。”人”の悪口というか陰口というのは、どんな些細な事でも、どんだけムカついた事でも、いちいち言わない方がいいなと思うのだ。
昔お店をやっていた時のお客さんがいて、そのお客の男の子は、もともと別のお店(ぼくの知り合い)に通っていたお客さんだった。別のお店に通っている中で、たまたまぼくのお店にも足を運ぶようになって、それからお店を閉めるまでずっとお客さんとして通ってくれた。
ある日、そのもともと通っていたお店の店員と話す機会があった。「最近やまださんの店に〇〇って男の子きてませんか?あいつヤバくないっすか?」的な話をしてきたのだ。その時点でぼくは、そのお店の店員たちとの関係を切ろうと思った。
はっきり言って、そんな事を人に言うもんじゃない。どれだけ適当な対応してるんだコイツら、と怒りを覚えたくらいだった。きっと彼らはそんなぼくの怒りにも気づかずに今でもいるんだろうけど、聞いたぼくはもう3〜4年くらい前の事なのに鮮明に覚えているくらいだ。良く言う”言われた側は覚えている”というやつだ。
もちろんぼくは、その事実を男の子に話すこともしなかったし、その事を周りに言う事もなかった。本気で助けようとは思えなかったくらい、底が知れてる人達だなって思って、ぼくの中で止まらせる事にした。
きっとぼくもかつて、同じようにしてしまった事があったと思う。ぼくと同じように、ぼくの事を呆れて見てる人もいるだろう。そう、その時に察してから、悪口や陰口はいちいち言わないようにした。
そんなある出来事を思い出した日。
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