漢字の本当の意味合いを知ったり、そこから考えたりする事が結構好きな方だ。何度か日記でも好きな言葉が登場しているが、最近は「道楽」という言葉の本当の意味を知ってから、好きになった。
少し前まで、なんとなく社会的に使われていた道楽とは、結構ネガティブな意味合いが強かったと思う。「〇〇道楽」と聞けば、道楽息子などの遊び人、自由人、仕事を適当にして、趣味や遊びばかりしているような、社会不適合者的なイメージが強いだろうと思う。ぼく的には、サラリーマンとして働いて定年退職後に、趣味に専念するような。もしくは釣りバカ日誌の浜ちゃんのような、”道楽”のイメージはそんなものだけれど、実はそれとは逆の意味合いが本当らしいのだ。
「その道を突き詰めて境地を楽しむ」という意味が、禅の中で使われるような意味合いらしい。なんとも”仕事人間”的な、真面目で真摯なイメージなことか。この意味を知った時、この言葉が一気に好きになった。
ジブリの鈴木敏夫氏が、よく「仕事は公私混同」と言っているが、まさしくそんな意味が近しいだろう。確かにそうで、仕事というと、決められた時間の中で働くイメージだけど、そうじゃなくて四六時中、ずっとその事ばかり考えてしまったり、やってしまったり、そういった事がより楽しいし、なんだか良い。いわゆる、やりたい事であったり好きな事だったら、公私混同とか言ってる前に、ずっとやってられるだろう。
ぼくの中で決まった事は、「道楽が生業」となるようにしていくことだ。
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