また、自分の人生において好きな言葉ができた。
what doesn’t kill you makes you stronger. 苦労が自分を強くさせる。
ネイティヴでは有名な言葉らしい。 確かに日本でもそんなような精神論的なことも言われてる。
すべての経験があなたを強くする。そんな言い方ともとれるらしい。
なんでこれが好きになったかって言うと、自分の経験などに置き換えて、すごく納得できるからだ。
簡単にぼくのこれまで34年間の経験を書いてみると、、、 19歳で出きちゃった結婚、子供が生まれ、21歳頃に離婚しバツイチになる。 21歳で上京し親友とお笑い芸人を始める。 22歳頃に自分が遊び呆けて親友を裏切り解散。その後2年位別のコンビで続けるが、鳴かず飛ばずで辞める。 24歳頃にまた元の親友とお笑いをやり直すが、またうまく行かず解散。 25歳の頃父親の会社が倒産し、ぼくの名前で改めて会社を設立することになり、これが今の会社の流れ。 26歳の頃母親が病気で死ぬ。のちに病院の医療ミスで裁判沙汰になり家族として4年程の裁判が続く。同じく26歳の頃重症筋無力症という難病の診断をされ、大きな手術を受けるが完治はせず、病気と一生の付き合いになる。 27歳の頃、取引先が数百万の請求を踏み倒したため裁判。のちに約3年半に及ぶ期間をかけて裁判が続き、最終的には勝訴。同じく27歳の頃にまた結婚。その後子供も生まれるが、数ヶ月で別居。 28歳頃にお店を出店。 29歳になる前に正式に離婚。 30歳の頃、信用していた知り合いにアパートの契約の際に名前を貸していたが、知らないうちに夜逃げされ滞納していた家賃を払わされる。その後30歳半ば頃にお店を閉店させる。31歳〜34歳の間は、ようやく普通に暮らせている。
昨日親友と話していて、意外といろんなことがあったなーなんて話してて、文字にちゃんとしたら、この20代は、ちゃんと毎年毎年いろんなイベントがあった。良いことも悪いことも、全部ひっくるめて自分の経験だ。 ちょうど良かったことに、ぼくは楽観的な人間だから、正直苦労をそこまで苦労だと思っていない節がある。振り返って見たら、何も波風立ててない人と比べたら、ぼくにはいろんなことがあったし、経験しなくていいようなことも経験してしまった。
そりゃあもう、ちょっとやそっとのことじゃあ慌てないだろうし、倒れないだろうと思っている。確かに良くも悪くも”経験”こそが、その人を強くする。
ぼくが20代の頃に経験した色々は、基本的にネガティブなことが多い。 ネガティブな経験を、ネガティブなままにして心にしまっておくと結構まずいと思う。それが自殺だったり、鬱だったりになると思う。だからもう、大体のことは後々笑い話にするしかない。
多少なりとも経験したぼくが今思うことは、嫌なことがあっても、大体は死ぬことはない。めっちゃ辛くてしんどいけど、そんな簡単には死なない。
ぼくはどんなことがあろうが、さすがに死ねなかった。そっちの方がどれほど怖いことか。死ねる強さなんてぼくにはない。
だから最悪とまではいかないもんだ。
知り合いで、もともとお水の商売をしていた年上の女性がいる。その人が昔言っていた話がぼくは好きだ。そのがどんな話かと言うと、、
その女性が昔付き合っていた男性がいた。その人は車が好きで、結構お金もかけてて大切に乗っていたらしい。ボディや内装はもちろんタイヤもかなり高いのをはいていたらしい。その男性とある日ラブホテルに一泊して、朝になってさあ帰ろうと思って駐車場まで行った時、車をパッと見たら、タイヤが4本全てなくて、盗まれていることに気づいた。女性はビックリしてえぇーと驚いて、開いた口が塞がらなかったらしい。絶対男性がブチギレたり、もしくはやばいと焦ってあたふたするに違いないと思い、ふと男性を見たところ、思いっきり爆笑していたらしいのだ。 「これもう笑うしかないやろ!」っていいながら、思いっきり笑っていたらしい。
それを聞いたぼくは、素直にその男のリアクションがカッコイイと思った。もちろん女性もその男性を見直したらしく、今まで付き合ってきた人の中で一番かっこよかったと話していた。
ちょっとやそっとのことで動じない、そんなかっこいい人間になりたいと思う。 様々な経験を積むことで、いろんな立場になって考えることが出来るようになると思うし。さっき、しないでいい経験もあると言ったけど、それはやっぱり違って、経験なら大体しておいた方が良い。何が良いかなんて、後になってみないとわからないけど、どんな経験でも買ってしても良いんじゃないかって思うのだ。もちろん精神的にガツンとくることだってあるけど、ある種の筋トレみたいなもんだと思うしかないよな。
良い言葉には、必ず良い理由がある。
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